シュートが決まる2つの条件から目に見えない第一のゴールを考える。
シュートを放つ際、狙う場所は同じでも、どんな球質を放つかによってキーパーが届くか否かには差異が生じます。
例えば、シュートスピードが同じ場合、基本的にストレートのシュートよりもカーブ、ドライブ等の変化球を放った方が、キーパーの手がボールに届く確率は低いくなります。

カーブシュートを放てばボールがゴールに向かう角度も変わる。角度が変われば、キーパーからどれほど離れた場所をボールが飛ぶか?という部分も変化するからです。

(青の矢印の分だけ、キーパは長く飛ばなくてはならない)
インステップのバックスピン型シュートは入りにくい
上の図でもわかるように、シュートの球質が直線的であればあるほど、ボールはキーパーの近くを飛ぶ事になります。
そのため、強烈なミドルシュートにはファインプレー感が漂うものの、実は比較的キーパーに防がれやすいという特徴があるのです。
ミドル、またはロングシュートが綺麗にゴールに突き刺さる時、実は、その多くがドライブ、無回転、カーブなど、キーパーから離れた場所を飛行する『ループシュート的』な要素を持っています。
この事を理解するには、以下のイラストを用いるのが手っ取り早いでしょう。
ポイントとなるのは、シュートを決めるためにボールがが必ず通らなくてはならないゾーン、‘‘第一のゴール’’の存在を理解する事。
キーパーの立ち位置に存在する目に見えないゴールとは

オレンジで示したエリアは、シュートがキーパーの地点まで到達した際に、キーパーが絶対に守らなければならないエリアになります。
実際目に見えるものではありませんが、シュートを打つ僕らはこのオレンジのエリアを必ず通さなければならない。
これを、僕は第一のゴールと呼んでいます。
試合で使われるゴールのサイズを変える事はできませんが、この第一のゴールに限っては、放つ球質を変える事でそのサイズを大きくする事ができます。
ストレートシュートと、変化球シュートにおける第一のゴールのサイズを見比べてください。

第一のゴールは、ゴールを奪うために放たれたボールが絶対に通過しなければならないエリア。
この中をボールが通過し、キーパーが触れる事ができなければ、そのシュートはゴールに吸い込まれていきます。
この、目に見えない第一のゴールの奪い合い、防ぎ合いが、実はシュートが入るかどうかの全てになっていると言うわけです。(ディフェンダーのカット等は除くとして)
そして、この第一のゴールはゴールキーパーがゴールラインよりも少しでも前に出た瞬間、全てのシーンにおいて出現します。
第一のゴールは、こちらがどんな球質のシュートを放つのか?によってサイズを広げる事ができるゴール。
この事を頭に入れておくだけで、普段のシュート練習の中で意識する部分が変わってくるかもしれません。