FOOTBALL PONEGLIFF

研究してはいけない才能の秘密『フットボール・ポーネグリフ』

練習では減らないミスが存在する。

      2025/01/08

一般的に『ミスは訓練によって減らす事ができる』とされていますが、同じ様なミスを繰り返すなど、選手のミスパターンに一貫性がある場合、その原因は訓練の不足ではなく、身体的構造上の問題である事が考えられます。

全ての選手には生まれ持った身体の特性により、多くの訓練を積んでも習得が困難となるスキルというものが存在し、その対象となるスキルの習得には一般的に行われている動作訓練とは全く異なるアプローチが必要となります。

今回はそのことについて。

本田圭佑選手をモデルにミスを解剖

ここでは“練習では減らないミス”の例として、本田圭佑選手を例にとって解説します。以下の動画は私が独自に本田選手のミスについて分析した時のものです。

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本田圭佑選手のボールロストシーンを分析すると、ロストシーンのほとんどはボールをインサイドで切り返すシーンが多く、つまり膝を内側に畳む‘‘股関節の内旋運動’’を伴うプレーばかりで発生している事が解ります。

ホンダ選手のパチューカ時代とフェンロー時代を比較すると、フェンロー時代の方が明らかに股関節内旋の可動性が良く、難なく切り返し動作を行う事が出来ています。

(インサイドの切り返しを司る股関節の内旋運動)
この股関節の内旋可動性こそがインサイドの切り返しを司る身体機能であり、この可動製に問題を抱えた状態で動作訓練を行っても、フェンロー時代の様な動作に戻ることはありません。この動作を取り戻すには、まず最初にフィジカル的なアプローチを行うことが必要なのです。

繰り返すミスには必ず身体の構造に問題がある

頻発するミスを改善するために重要なのは、訓練不足なのか?身体的問題なのか?まずこの二つのどちらに属するミスなのかを明確にし、それに応じた改善策を考えることです。

『苦手なプレーをひたすらに練習する』といった動作訓練ばかりに目がいってしまえば、どこかのタイミングで『訓練を重ねても改善が見られなくなる』という壁に必ず悩まされる事になります。

重要なのは頻発するミスに対し、現在の自分の身体で訓練による改善が見込めるか否かの判断をしっかり行うことです。『練習では減らせないミスが誰の身体にも存在する』という視点を持つだけで、

・動作訓練で改善を狙うのか、
・肉体改造で改善を狙うのか、
・そのプレーを避ける事で改善を狙うのか、

といった様に、動作訓練一択の改善策よりも遥かに効率的で効果の見込める改善策を講じることが出来る様になります。

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